東京藝術大学を経てベルリン芸術大学に学ぶ。1973年カラヤン国際指揮者コンクール第1位。これまでにベルリン・フィル、ウィーン・フィル、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、フランス放送フィル、ロイヤル・フィル、シカゴ響、ボストン響、デトロイト響、シンシナティ響、トロント響、モントリオール響などへ客演。新日本フィル音楽監督（1975～79）、ウィニペグ響音楽監督（1983～89）、都響指揮者（1986～89）／首席指揮者（1995～98）／首席客演指揮者（1998～2008）／レジデント・コンダクター（2008～13）、九響首席指揮者（1989～96）／音楽監督（2013～24）、日本センチュリー響首席客演指揮者（1992～95）／首席指揮者（2003～08）／音楽監督（2008～13）、仙台フィル首席客演指揮者（2006～18）、名古屋フィル音楽監督（2016～23）などを歴任。2021年12月、自身の半生をつづった『邂逅の紡ぐハーモニー』（中経マイウェイ新書）が出版された。
現在、都響終身名誉指揮者、九響終身名誉音楽監督、名古屋フィル名誉音楽監督、
神奈川フィル特別客演指揮者を務めている。

パリ生まれ。パリ国立高等音楽院でヴラド・ペルルミュテールに師事。1975年クララ・ハスキル、1978年リーズ両国際ピアノ・コンクール優勝。パリ管、フランス国立管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、スイス・ロマンド管、ウィーン響、WDRケルン放送響、ロンドン・フィル等のオーケストラ、C.デイヴィス、サヴァリッシュ、マズア、スラットキン、ヤノフスキ、ヘルビッヒ、N.ヤルヴィ、インバル、デュトワ、テミルカーノフ等の指揮者と共演。
録音は名盤『シューベルト：ピアノ作品全集（全14枚組）』のほか、近年はフランス作品のアルバムをリリース。『ベートーヴェン: ピアノソナタ集』はクラシカ・マガジン誌「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。2022年、最新盤『Once upon a time～リスト作品集』をリリース。
1991～2009年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの審査委員長を務め、現在は理事。パリ国立高等音楽院教授を務めた。1996年、フランス政府から国家功労勲章を授与された。

photo©Caroline Doutre