指揮/タビタ・ベルグルンド
ピアノ/ホーヴァル・ギムセ
タビタ・ベルグルンド Tabita BERGLUND(指揮者)
2024/25シーズンからデトロイト交響楽団の首席客演指揮者、2025/26シーズンからドレスデン・フィルの首席客演指揮者に就任する。
2023/24シーズンのハイライトは、ダラス響、スウェーデン放送響、ベルン響、リヨン国立管、フィルハーモニア管、バーミンガム市響、BBCスコティッシュ響、ドレスデン・フィル、デュッセルドルフ響、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、そして23/24年の公演に先駆けトーンキュンストラー管と再会を果たすグラフェネック音楽祭である。フィルハーモニア管と再び共演するベルグルンドは、モーツァルトの『フィガロの結婚』を指揮してガーシントン・オペラ・デビューを飾る。シーズン中の他のハイライトとしては、クリスティアンサン響の首席客演指揮者としての最後のコンサートや、テネリフェ響、トロンハイム響、タンペレ・フィルとの共演がある。
また、ベルゲン・フィル、ロイヤル・ストックホルム・フィル、フィンランド放送響、ルツェルン響、ヴッパタール響、バルセロナ国立カタルーニャ管、ハレ管、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、タピオラ・シンフォニエッタなどとも共演している。
オスロ・フィルとヴァイオリニストの園子ミリアム・ヴェルデを指揮したベルグルンドのデビューCDは2021年にリリースされ(LAWO)、その後ノルウェー・グラミー賞(Spellemann)の2022年クラシック音楽部門にノミネートされた。
photo:©Nikolaj Lund
ホーヴァル・ギムセ Håvard GIMSE(ピアノ)
1995年にベルリン芸術大学でディプロマを取得後、ノルウェーのピアノ教授であるイルジ・フリンカのもと研鑽を続けた。1987年の青少年音楽コンクールの第一位受賞者であり、それ以来、1995年のスタインウェイ賞、1996年のグリーグ賞、2004年のシベリウス賞、そして2011年のベルゲン国際音楽祭でトルルス・モルクとベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲を演奏しノルウェー批評家賞、最近ではリンデマン賞を受賞するなど、ノルウェーとスカンジナビアで最も権威ある数多くの賞に輝いている。1990年代後半からオスロのノルウェー音楽アカデミーでピアノと室内楽で後進の指導にもあたっている。
ギムセはロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、デンマーク放送交響楽団、ノールショピング交響楽団などの招待を受け、スカンジナビア全土と広範囲にわたって演奏活動を行っている。更にボルティモア交響楽団、バーミンガム市交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団と共演。2016年には、ノルウェー・オペラ&バレエ団によるバレエ“アンナ・カレーニナ”のソロ・ピアニストを務め、ボン、クリスチャンサン、オスロ、トロンハイムのオーケストラと共演、バーゲン、トロンハイム、オスロでの室内楽音楽祭などにも出演している。
今までにウィグモアホール(ロンドン)、カーネギーホール(ニューヨーク)、コンセルトヘボウ(アムステルダム)など世界で最も有名なステージで多くの演奏をしている。ソロ・リサイタルでは、サンクトペテルブルクのリサイタル・ホール、プラハのスーク・ホール、ベルリンのコンツェルトハウスに出演。最近は、トルルス・モルクとスペイン、イタリア、ドイツで、女流トランペット奏者のティーネ・ティング・ヘルセットとコンツェルトハウス・ベルリンとカーネギーホールで、アリーナ・ポゴストキーナ(ヴァイオリン)とドイツで、そしてウィグモアホールでマリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)と共演している。